30歳男性 復縁失敗。青春の思い出にあっさりとフラれる

私は30台の男性です。

仕事は自営業でIT系の仕事をしています。

彼女と出会ったのは今から約20年前の18歳の時、私が高校3年生の時でした。

その日は夏休み前の期末テストがよーやく終了して、友人ら10数人で打ち上げをしようと繁華街に繰り出すために電車に乗っていました。

集団で大きい声で会話をしていたと思います。

すると、途中にとまった駅で女子高生が2人乗ってきました。

彼女達は私達の集団の斜め前の席に隣り合ってすわり、おしゃべりに興じているようでした。

あの時の感覚はなんとも言葉では表せない、全てがスローモーションというかキラキラしているというか、心がくすぐったいような感覚だったことを覚えています。

私は人生で初めて一目ぼれをしたのでした。

先ほどまで友人と会話していたのを途中で中断して、私はただただぼーっと彼女を見ていました。

透き通るような白い肌に少し明るめな茶色い髪、ブレザーの制服と紺色のソックスがとてもよく似合っていました。

当時大人気だったファッション雑誌のモデルの女の子に似ていました。

(と、いうよりその本人だと見間違うほどでした)彼女達は2駅ほどで下車してしまい、その時はそれでおしまいだったのですが、それから数日後に同じ駅でたまたま居合わせて、私から声をかけて交際をスタートしました。

彼女は学校の寮で生活をしており、夜になっては男子禁制のその寮に忍び込みデートを重ねていました。

しばらくすると、その密会が寮母さんにばれ、罰として彼女は地元に強制送還されてしまいました。

私達の交際はそれを持ってお別れとなってしまい、彼女とはそれっきり会うこともありませんでした。

それから10年が経ち、私は別の女性と婚約していたのですが、様々なすれ違いが生じてこのまま結婚してもよいものかどうか迷っていました。

そんな時に、あの時の彼女のことを思い出し、久しぶりに連絡をしたところ、なんと返事が返ってきたのです。

その連絡で、彼女が地元で仕事をしながら元気に暮らしていることを知った私は、彼女の住む土地へ飛行機で向かいました。

待ち合わせをして、10数年ぶりに会う彼女は、化粧がうまくなりすっかり大人の女性になっていました。

当時の思い出話に興じた後、自身の現状を説明して、復縁を願い出ましたが、あっさりと断られてしまいました。

彼女は彼女なりに生活があり、私との関係は青春時代のよい思い出にしておきたいとの事でした。

彼女が地元に強制送還された時に、すぐに追っておけばよかったと、その時になって遅すぎる後悔をしたのでした。

恋愛の結果は誰にもわかるものではなく、決まっている運命でもないと思っています。

だからこそ、伝えたい思いがあるのであれば、少しだけ勇気をもって相手に伝えてあげて下さい。

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