20代後半、東京在住の男です。3年半付き合った女性との復縁に失敗した経験を書きます。私がAさんと出会ったのは、中学2年の頃でした。私は転校生として、Aさんが通う中学に転入してきたのですが、転入してきた初日に一目惚れしたのを今でも覚えています。本当に可愛く明るい少女でした。転校早々告白というほど勇気がなかった私は、少しずつAさんとの距離も近づき、いわゆる同じ仲良しグループで中学生活を過ごすことができました。中学卒業を控え、意を決してAさんに転校当初から一目惚れしていたこと、付き合って欲しいことを伝えたのですが、見事に振られてしまいました。友達としか見ていないというのが理由でした。それから月日流れ、大学生活も後半に入り就職活動に励んでいる頃、中学の同窓会でAさんとの再開を果たしました。Aさんは昔の面影を残したまま、美しい女性へと成長していました。2次回の際に私は偶然にもAさんと二人で話す機会を得ることができ、中学卒業後のお互いのことについて語り合いました。同窓会で二人の話が盛り上がったこともあり、後日二人で食事に行ったりするうちに、付き合うことになりました。当時の私は中学時代に叶わなかった恋が実ったということもあり、夢を見ているような感覚でした。中学の同級生ということもあり、互いの両親も顔見知りでしたので、二人の関係も非常にうまくいき、二人で旅行に行ったり、週末になれば我が家に彼女がくるなど、本当に幸せな日々を送りました。しかし、付き合って2年半が経とうとする頃には、お互いの関係を当たり前に感じはじめ、当初のドキドキした気持ちが薄れていきました。それだけ付き合っていると、相手の悪い部分も多かれ少なかれ見えてきます。それは相手にとっても同じことだと思います。ただ、二人には「同級生」という強い絆があったので、二人はこの先もずっと一緒に過ごしていく、というのがお互いの共通認識でした。お互いが当たり前に将来は一緒にいると考えていたからこそ、あまり具体的に結婚の話はしてこなかったのですが、ある日ふとしたことがきっかけで結婚の話になり、お互いの結婚希望時期に大きな差があることが分かりました。そのことが原因でお互いにすれ違いはじめ、喧嘩も増え、お互い納得のうえで別れることになりました。それから数ヶ月が経ち、私が家の片付けをしていた時に、Aさんがプレゼントしてくれた二人のフォトアルバムが出てきました。それを見た私は、Aさんへ憧れていた中学の頃、同窓会で話した時間、付き合いはじめた頃の幸せな気持ちを思い出し、Aさんに会って、復縁を申し出ることを決意しました。後日、私はAさんに連絡をとり、二人が付き合っていた頃によく通ったレストランでランチをすることにしました。もちろん車にはAさんが好きだったお花も準備していました。しかし、レストランで近況報告をする中で、Aさんの口から思わぬことが告げられました。Aさんには既に結婚を前提に付き合っている相手がおり、その日はそのことを私に告げるために来たということでした。私はかなり同様はしましたが、この日に私の想いを伝えなければ一生後悔すると感じ、帰りの車で復縁を申し込み、用意してきたお花を渡しました。Aさんは少し考え込んだ顔をしましたが、彼女から復縁はできないと告げらるとともに、泣きながら、もう遅いと言われました。彼女は既に今の彼氏との将来を本気で考えるようになり、その気持ちは変わらないとのことでした。こうして私の復縁は失敗に終わったのですが、今だからこそ、Aさんは私にとって運命の人だったんだと感じています。それを慣れが生じてきた関係の中で、すれ違い、見失っていたのだと思います。ただ、最後に私の想いを伝え、復縁を申し出たことで、もう後悔はしていないですし、心からAさんの幸せを祈ることができています。もし、これを読まれている方が復縁を悩んでいるというのであれば、結果がどうであれ、後悔がないよう、行動に移すべきだと思います。
20代男 運命の相手との復縁失敗談
